初手▲7六歩矢倉を指したいのですから初手は当然▲7六歩です。 これに対し後手の指し手は△8四歩と△3四歩がほとんどです。 △8四歩と△3四歩以外では、△5四歩から中飛車に進める人にもときおり遭遇するので一番最後に触れます。 |
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀
△8四歩ならば▲6八銀で定跡的な矢倉の進行になります。 ただし将棋倶楽部24で自分が指した対局の統計をとってみたところ、初手▲7六歩に対し△3四歩が実に8割近くを占めていました。 ▲6八銀に対しては△3四歩が定跡ですが、△8五歩▲7七銀を先に決めてしまって指す人も結構います。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩後手に△3四歩とされると普通は矢倉に進むことはありません。 △3四歩に▲6六歩とし、次に△8四歩としてくれれば▲6八銀で矢倉の定跡に戻り問題ありませんが、▲6六歩に対して△3五歩や△3八飛などと後手が飛車を振る展開になると、振り飛車に対して角道を止めたまま戦うことになってしまいます。 相手が飛車を振ってきたときはこちらも飛車を振って相振り飛車にすればすぐに不利になるわけではないものの、慣れない相振り飛車で戦うリスクを負ってまで矢倉にこだわる必要性も感じませんので、▲2六歩としています。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀
▲2六歩からは変化が多くなります。 △4四歩と角道を止める手が最も多く、自分が先手を持つと4割から5割の確率でこの局面になります。 居飛車としては▲4八銀か▲2五歩くらいでしょうが、▲2五歩はやや形を決めすぎな気がします。▲2五歩は後手に振り飛車を強要する手ですが、向飛車に変化される恐れもあり、あまり指す気になれません。 ということで▲4八銀。 後手は居飛車か振り飛車かも明らかにしていませんが、この局面では▲4二飛や▲3二銀から四間飛車になることが最も多く、半数以上を占めます。 ▲4八銀に△4二銀と矢倉を含みに指してきた場合▲4六歩と右四間を狙う手もありますが、後手も振り飛車で右四間に対抗する可能性が高く、損得は微妙です。矢倉や振り飛車の定跡形になるのであれば歓迎ですので、△4二銀には無理せず▲5六歩と無難に指すことが多いです。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩
▲7六歩△3四歩▲2六歩に△8四歩と、後手が横歩取りに誘導するのも自然な手で、こう進むことも多いです。 ▲2五歩と横歩取りを受けて立つか、▲6六歩と拒否するかに分かれますが、どちらも自信がありません。 以前は▲6六歩と指すことがほとんどでしたが、どうしても作戦負けに陥りやすく、最近は▲2五歩と指すことも多いです。 せっかくの先手番なのに勝率がかなり悪く、頻度もそれなりに高い局面ですので自分にとって重要課題の一つと言えるでしょう。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金
ここで△3二金と上がる人も結構います。 いまひとつ△3二金が何を狙っているのか意図を図りかねますが、▲6六歩と角道を止めて乱戦を避けておくくらいでも今のところ勝率がそれほど悪くないので、あまり気にしていません。 ただし今後の成績次第では△3二金の対策を覚える必要も出てくると思います。明確に有利にする順があるかどうかはわかりませんが。 ▲2五歩△3三角▲同角成△同金から後手に向飛車にされるのは誘いに乗るようで面白くない気がします。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩
中飛車模様です。△5四歩だけではまだ居飛車の可能性もありますが、居飛車党であれば△8四歩が普通の感覚でしょう。 △3二金と頻度は同じくらいですが、2手目に△5四歩から中飛車を目指す人もおり、△3二金よりはこちらの変化の方を調べたいところです。 △5四歩に対して▲2五歩と飛車先を決めてしまうのも考えられますが、△5二飛とゴキゲン中飛車にされ、簡単に飛車先を突破できるわけではありません。 自分は乱戦を避け▲4八銀と指すことがほとんどです。▲5四歩と位を拒否するのは序盤早々大駒交換になりやすいようなので、指さない方が無難だと思います。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3五歩
比較的少ないですが、△3五歩から三間飛車を狙ってくる手もあります。もちろん先に△4四歩としてから三間に振るのもあります。 ▲2五歩と突くようにしていますが、先に△3五歩と突く人は角交換を恐れず△3二飛としてくることがほとんどなため、角道を止めてから三間にされるよりも乱戦になりやすく、苦手意識が強いです。 対三間飛車はかなり負け越しているので、初心者向けの詳しい定跡書があれば読んでみたいと思っています。 |
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3三角
かなりレアなケースですが、ここで△3三角としてくることもあります。狙いは力戦向飛車だと思うのですが、こちらから角を交換して注文に応じるかどうかは微妙なところです。 |
▲7六歩 △5四歩
初手▲7六歩に対し△5四歩から中飛車模様に指してくる人もいます。 △5四歩に対しては▲2六歩と飛車先を突くのが自然な感じがしますが、自分は▲4八銀とあらかじめ5筋を受けておく場合が多いです。 先手でも後手でも早めに5筋を突いてきて中飛車模様に来られたときは、常に銀を上がって同一局面(類似局面)に持っていき 指し慣れた形にする狙いですが、今後各パターンの違いを調べてきちんと指し分けられればと思います。 ▲2六歩に△3四歩だと2手目に△3四歩としたのと結局同じことになりますが、△1四歩?△1三角と飛車先を端の方で受けることも考えられるので、少し複雑になります。 極めて稀なケースですが、初手▲7六歩に対し△5八飛といきなり中飛車に来られたこともありました。 |